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2017年度第4回講義(前半)工場を知る② 日本の砿都と、八戸の石灰産業 岡田昌彰(近畿大学教授)

最終更新: 5月8日


八戸工場大学10月4日の第4回講義の前半は、近畿大学理工学部教授の岡田昌彰先生のお話。

 まず、はじめに岡田先生から「砿都八戸の産業景観(テクノスケープ)-石灰石のもたらした地域文化-」という題材に非常に濃い内容でマニアックなお話でお腹いっぱいという感じでした。

 今回は八戸の石灰石に関わる産業ということで、八戸鉱山の石灰石と八戸セメントとの関係、そして、街の風景と工場景観の関係性、八戸セメントの歴史と日本全国にあるNSPキルンの関係と紹介、八戸市内に残るトロッコ機関車車両、搬送方法の歴史と紹介、各地の石灰岩自然景観、特有の無形民俗、砿都三大銘菓などブロックに分けて説明いただきました。

 岡田先生は工場大学の講師としては最多の6回目の講義をしていただいています。しかし、毎回すばらしい内容で時間があっという間にすぎてしまうので、何時間でも聞いていられそうです。

 講義で我々がみたスライドは残念なことにマル秘で、公開はできないということで、岡田先生の写真などを掲載しておきますが、岡田先生の出身でもある、日立市にも八戸セメントと同じようなNSPキルンがあり、小さい頃から見慣れており八戸セメントを見ると不思議な感じになるそうです。たしかに写真を見せていただきましたが風景がそっくりで受講生の皆さんも、なるほどとうなずく場面も有りました。

 また、八戸市内に現在存在するトロッコ鉄道機関車両は旧松館小学校と旧新井田小学校と八戸セメント内、階上町の旧金山沢小学校に展示されてあるということで、未だに見たことない自分も今度見てこようと思います。

 砿都三大銘菓は、せめんだる(山陽)、セメンぶくろ(北海道)白(黒)ダイヤ羊羹(飯塚)などがあり、どれも名前が個性的というか、インパクトのある命名がされ長い間地域の住民に愛されているお菓子だと思いました。八戸市内の工場にちなんだなにか面白い銘菓でもできるといいですよね。

 最後の方では石灰石と自然景観や石灰石と日本の関係で「さざれ石」について語っていただきました。国歌の歌詞の「さざれ石」とは何か。そしてどこに有るのかなど、実はたくさん点在していたなどなど。

 ここの中では語りきれないほど充実の1時間を皆さん楽しんで感心しながら聞いていました。

後半へ続く…。

文・助手 やまだて

#2017 #講義録

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