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  • 執筆者の写真八戸工場大学

2019年度 第1回講義「金属粉末から部品をつくる」

7年目を迎えた八戸工場大学がいよいよ始まりました。講義やサークル活動、そしてどなたでも参加できるオープンキャンパスの情報などを発信していきますので、よろしくお願いします。

9月4日の第1回講義はオリエンテーションの後、エプソンアトミックス(株)の白鳥達也さんより「金属粉末から部品をつくる」のテーマで講義をしていただきました。




アトミックスさんは1999年に創業し、今年で20周年。八戸火力発電所さんや大平洋金属さんの近く、河原木地区に本社工場があり、2013年には北インター工業団地に新しい工場ができました。工場大学での講義は2014年以来2回目ですが、この間に生産規模がますます大きくなっているそうで、若手社員が多く活躍しています。


生産しているのは世界でもトップシェアを誇る微細な「金属粉末」(花粉より細かいモノもあるそうです!)と、その粉末を金型の中で焼き固めて強度を高めた「金属射出成形部品」で、スマートフォンやパソコンなどに使われる電子部品の原材料をはじめ、プリンタや時計の部品、自動車や医療分野(歯の矯正に使う細かい部品など)にも使われており、八戸で生産された製品が世界各国に出荷されています。プリンタやプロジェクタで有名なエプソングループの中で独自に素材の開発・製造・販売を手掛ける「異色の存在」とのことですが、高い技術力を持つATMIXブランドは金属粉末業界で抜群の知名度だそうです。その他にも天然の水晶よりも高い純度の「人工水晶」を製造しており、はっち3Fでタワー状に積み重ねて展示されている水晶のタワーも、アトミックスさんで作られたものです。




職場環境としては安全衛生の管理をはじめ、さまざまな社内イベントを行っており、社員の家族向けに納涼祭や会社見学会の実施、八戸港で開催されるカッターレースに有志がチームを組んで参加するなど、コミュニケーションを重視しているとのことでした。

第2部では尾刀学長のナビゲートで「最近ハマっていること」や「工場大学で楽しみな講義や活動」について、初参加の皆さんを交えたワークショップを行いました。次回は企業とアートのかかわり「メセナ」について学びます。



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