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2018年度第2回講義 工場を楽しむ①ワークショップ「工場短歌をつくろう♪」木立徹(北奥羽短歌協会長)

  • 執筆者の写真: 八戸工場大学
    八戸工場大学
  • 2018年12月13日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年5月8日


北奥羽短歌協会長であり、また八戸市の工場に勤める木立徹先生をお迎えし、八戸工場大学初の試み!ワークショップ「工場短歌をつくろう♪」を行いました。

5・7・5・7・7の決められた言葉の数に当てはめてつくる短歌。その歴史は古く、声にのせて相手に伝える、思いをうったえる→うった→歌として、日本に文字ができる昔からコミュニケーションの方法として使われていたそうです。なんと「君が代」も和歌。我々も5音と7音の日本語のリズムで生活しているのだそう。

短歌は花鳥風月だけでなく、「現代をよむ」ことで、未来ではそれが歴史となり、後世につながっていく…八戸にいたら工場の歌でもよんでみたいものですね。という木立先生のお言葉をいただき、さっそく短歌に挑戦です。

ほとんどの受講生が短歌初挑戦。 工場の写真のスライドを見ながら、歩きながら(先生は歩きながらつくるのがおススメだそう)それぞれの工場を、それぞれの捉え方でいろんな作品が出来上がり、最後は一首ずつ発表です。 さよなら僕らの大煙突や?162℃の炎の歌など、八戸工場大学のイベントにちなんだ作品も多く、こうして歌を通して、工場の今が伝わっていくという場面に出会えたことを嬉しく思いました。

自分の想いをとりこむことで、工場も歌になる。 発想の仕方が全てにつながる。 八戸市はこれから何をやっていくのか? 新しい何かをつくっていく。 八戸市でなくてはできないことを生み出していく。 そこにつながっていく…。 最後、木立先生がおっしゃっていたことです。 発想の大切さを教えていただきましたね。 うん。深いです。。。

受講生の短歌。とても素敵なものばかりでした♪ 後日、こちらでお知らせしたいと思います。 また、木立先生と我が工場大学の学長に、今日の受講生の短歌から、好きな短歌を何首か選んでいただきます。それもこちらでお知らせしたいと思います♪ 受講生の皆さん、お楽しみに!

最後に、木立先生が詠んだ工場短歌で、私が1番心に残った短歌を紹介させていただきます。

鉱山に小鳥が種をくはへ来て岩のはざまに菜の花が咲く

八戸石灰鉱山(八戸キャニオン)を詠んだ歌です。 さすがですね。素敵です。 情景が思い浮かびます。 あぁ、なんだか八戸キャニオンに行きたくなってきましたね。 今日、私は、館鼻公園から見える大好きなトワイライトタイムの工場の景色を歌にしてみました。帰り道も5・7・5・7・7が頭から離れなく、すっかり短歌モード。 皆さんも、工場短歌つくってみませんか?

次回の講義は 2019年1月9日(水) 19:00〜21:00 工場を知る②「精密機械の世界をのぞいてみよう!」    講義:多摩川精機 先生 工場を楽しむ②「工業部品鑑賞会」です。

写真:やなぎまち/文:ねじょう

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主催:八戸市  企画・運営:八戸工場大学プロジェクト事務局

助成:令和2年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業​

アドバイザー:菊地拓児 

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